講師紹介

  • 大阪大学大学院歯学研究科 予防歯科学 教授歯学研究科長・歯学部長 天野 敦雄 先生
    歯周病のバイオロジー:なぜ歯周病は起こる?

    21世紀の歯科医療には「削る・詰める・抜く・補う」と、「防ぎ・守る」健康管理医療の両輪が必要です。そのために、歯周病の最新の病因論を理解することが望まれます。歯周病菌は18歳以降に口腔内に感染します。その後、歯周局所環境の変化とともに長い年月を掛けてバイオフィルムの病原性は徐々に高まり歯周炎が発症します。この歯周病の病因論を正しく理解できれば、無駄のない確度の高い歯周治療ができます。

     患者さんによってバイオフィルムの病原性は違います。同じ患者さんでも、バイオフィルムの病原性は一定ではありません。日々、年々、病原性は高まっているのです。そのメカニズムを知り、バイオフィルムの病原性をコントロールできれば、「防ぎ・守る」ペリオマネージメントが可能になります。歯周炎にどう対峙すべきか、最新の歯周感染論に基づいた歯周治療についてお話させて戴きます。明日からの歯周治療に役立てて頂ければ幸いです。

略歴

1984年
大阪大学歯学部 卒業
1992年
ニューヨーク州立大学歯学部 博士研究員
1997年
大阪大学歯学部附属病院 障害者歯科治療部 講師
2000年
大阪大学大学院歯学研究科 口腔生物学分野 教授
2011年
大阪大学大学院歯学研究科 予防歯科学分野 教授
2015年
大阪大学大学院歯学研究科長・歯学部長